魚一匹から学ぶこと

商法のクラスの論文があったのだけど、 去年までは全くもって政治経済に興味がなかったし、私の脳みそはここ10年ほど潮水に浸かっていたから、アメリカの司法どろこか、日本の三権分立さえ理解していない・・・ 子供の頃もっと勉強しておけば良かったなー!!!と強く思う。 たった5ページだけど、何を書いてよいかサッパリわからない・・・ リサーチしまくるものの、   1時間経過・・・   1日経過・・・   1週間経過・・・ と、まだ白紙どころか頭の中も真っ白。 こういう時は・・・・ タラ~ン☆元裁判官で、民法の弁護士であるエディーに助けを求めた エディーはハレイワのローカルのサーファーで、毎年冬になるとビーチでよく会う。 10分ぐらいでキーポイントをスラスラっと教えてくれ、これで十分書ける! もっと早く聞けば良かったなぁ・・・ 教えてもらったどころか、ランチまでご馳走になり、その上、前日に釣った立派なお魚まで頂いた。 ハワイ語でオパカパカ、鯛の一種。 魚をそのままドン!とくれたので、1人では何もできない・・・ お魚に詳しいお友達に電話するとみんな忙しそうで予定が合わないものの、  「きちんと氷に付けろ!」  「早く血を抜け!」  「おしりからナイフを入れるんだぞ!」とか、お魚についての情報をいっぱい教えてくれた。 でも自分でやるのは不安。 いつでもお魚を下ろせる人がいるところは???とよく考え、クラスメイトのダイアンがマネージする「フラグリル」へ持って行ってみた。 裏口のドアからそっと戦場のようなキッチンへ入ると、即ヘッドシェフ発見! 魚を見せたら喜んでやってくれた☆ 下ろしてくれるどころか、お魚の下ろし方まで丁寧に教えてくれ、 お刺身にまで仕上げてくれた☆ 周りにいたキッチンワーカーもみんな立派な魚だ!って喜んでたから、みんなが一口ずつ食べれる分置いて行き、残りはお友達や近所の人と分けた。 なんだか魚一匹がいろんな人の口に回る全てのプロセスを見たのは初めてで、「おいしーっ」てみんなが喜んでる顔を見たら、分け合うことの素晴らしさを再確認。 さらには商法の論文から始まり、ここまでくるのにいろんな人の手を借りて、助け合うと、一人では出来ないものが簡単に出来るようになるんだなぁ・・・て実感。 でもよく考えたら、私いつも助けられてばっかりだ・・・ 私が人を助けられる技術って何だろう???